包茎手術を検討されている方にとって、気になるのが「手術の痛み」ではないでしょうか。
「手術は痛いもの」という先入観から、なかなか治療に踏み切れない方は少なくありません。
本記事では、泌尿器科専門医の視点から包茎手術の痛みをわかりやすく解説。
術前から術後まで、時系列で痛みの程度や対処法を紹介しています。
当院Reviosメンズクリニックが行う「痛み」への取り組みについても併せてお伝えしているので、不安の解消にお役立てください。
目次
【6】まとめ
包茎手術は痛い?「ほぼ無痛」は本当?
多くの方が包茎手術に対して「非常に痛そう」「我慢できないほどの痛みがありそう」といったイメージをお持ちです。
これは「手術=痛い」という一般的な認識や、デリケートな部位の手術であることが影響していると考えられます。
しかし、実際の包茎手術では局所麻酔を適切に使用することで、痛みの軽減につながります。
Reviosメンズクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、痛み軽減に向けたさまざまな工夫を行っています。
たとえば、麻酔時の痛みを軽減するため、余った包皮に注射をすることで不快感を最小限に抑えるよう努めています。
包茎手術の術前〜術後の痛みを時系列で解説
包茎手術における痛みの程度は、手術の各段階で異なります。
術前の麻酔時から術後4週間まで、時系列で痛みの変化とその対処法について詳しく解説していきます。
術前|麻酔時の痛みと軽減方法
局所麻酔の注射時には、わずかな痛みを感じることがあります。
これは針が皮膚を通る瞬間の痛みで、注射をする部位によっても痛みの程度は変わります。
麻酔時の痛みは施術者の技術に大きく左右されます。
そのため、経験豊富な医師が在籍するクリニックを選ぶことが、痛みを最小限に抑える上で重要です。
なお、麻酔が効くまでには数分程度の時間が必要です。
徐々にペニス全体の感覚がなくなり、完全に麻酔が効いた状態で手術を開始します。
術中|包茎手術中の痛み
適切な局所麻酔により、手術中の痛みは感じないケースがほとんどです。
麻酔が適切に効けばペニス全体が痛みを感じない状態になるため、手術中に痛みで困ることはありません。
一般的な手術時間は30~40分程度です。手術中は会話も可能で、リラックスした状態で治療を受けられます。
術後|術後(当日〜4週間)の痛み
包茎手術後の痛みについては個人差がありますが、それぞれ以下のようなケースが多いでしょう。
手術当日
術後すぐは麻酔が残っているため痛みを感じにくいでしょう。
その後、麻酔が切れてもズキズキとした軽い鈍痛程度で、処方された痛み止めでコントロールできます。
1週間程度は軽度の腫れや少量の出血がみられることがありますが、傷口を濡らさなければ翌日からシャワーが可能です。
1週間後
1週間経過すると腫れや痛みはかなり落ち着き、基本的に包帯も不要になります。
この時期には傷の治癒も進み、違和感もほとんどなくなります。
2~4週間後
抜糸時は糸を取り除く際にチクっとする程度の痛みを生じますが、大きな心配はありません。
1~2週間ほどたてば入浴も可能になります。
ただし、性行為や格闘技などの患部をぶつける可能性のある行為は術後4週間を目安に避けたほうがいいでしょう。
術後|勃起時の痛み・突っ張り感
手術後に勃起をしても傷口が開く心配は原則ありません。
ただ、抜糸までの2週間程度は勃起時に痛みや突っ張り感があるケースが多いです。
これは傷口を開く方向に力が加わることと、縫合した糸が引っ張られることが原因で、正常な回復過程の一部といって問題ないでしょう。
勃起時の痛みを軽減する方法として、ペニスの根元の包皮を手で掴み、亀頭方向へスライドさせることで傷口の突っ張りを和らげられます。
術後の違和感は徐々に改善され、1ヶ月もたてば消えますが、痛みが強い場合や長期間続く場合はクリニックに相談しましょう。
包茎の種類別|痛みとダウンタイムの違い
包茎には仮性包茎、カントン包茎、真性包茎の3つの種類があり、それぞれで手術の複雑さや術後の痛み、回復期間が若干異なります。
ここでは各タイプの特徴と、痛みやダウンタイムの違いについて解説いたします。
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仮性包茎の場合
仮性包茎は、日本人男性に最も多いタイプの包茎といわれています。
手で包皮をむくことができるため、包皮と亀頭の癒着がなく、切除する包皮の範囲も判断しやすいのが特徴です。
そのため、癒着を剥がす処置や複雑な切除が不要となり、手術が比較的シンプルになります。
術後の痛みも軽微で、日常生活への影響も最小限に抑えられます。多くの方が手術翌日から通常の活動を再開しています。
カントン包茎の場合
カントン包茎は勃起時に皮が締まって血流が悪くなる状態です。
手術前に痛みや違和感があった方は、手術により血流が改善され、痛みの緩和が期待できます。
手術の複雑さは仮性包茎と同程度で、術後の痛みや回復期間にも大きな違いはありません。
真性包茎の場合
真性包茎は最も手術の必要性が高い状態で、皮が全くむけません。
手術により生活の質の向上が期待できます。
亀頭が常に包皮に覆われており、空気に触れる機会がないため、非常に敏感になっていることが特徴です。
そのため、手術自体は適切な麻酔により痛みをコントロールできますが、術後に亀頭が下着に擦れる感覚に慣れるまでの間、痛みやムズムズした違和感を他のタイプより強く感じる場合があります。
ただ、多くの場合は2週間程度で亀頭が刺激に慣れてきます。
Reviosの包茎手術|痛み軽減への取り組み
Reviosメンズクリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、痛み軽減に特化した独自の取り組みを行っています。
独自の麻酔法を取り入れ、泌尿器科専門医が患者様一人ひとりの悩み・不安に寄り添うよう心がけています。
ペニスの形は個人差があるため、オーダーメイドな治療により、理想的な仕上がりを目指します。
JR大阪駅徒歩1分という好立地で平日夜20時まで診療しており、手術時間最短30分の日帰り手術で忙しい働く男性にもおすすめです。
包茎手術の痛みに関するよくあるご質問(FAQ)
患者様から寄せられる包茎手術の痛みに関する代表的な質問にお答えします。
Q. 包茎手術の麻酔は痛いですか?
局所麻酔の注射時にわずかな痛みを感じることがありますが、「思ったより痛くなかった」という方は少なくありません。
心配な場合はカウンセリング時にしっかりと医師に相談し、痛みへの不安を解消することをおすすめします。
Q. 包茎手術中に痛みを感じることはありますか?
手術中は麻酔が効いている状態なので、患部の感覚がなくなるため、手術中に強い痛みを感じることは通常ありません。
Q. 包茎手術、抜糸の時は痛いですか?
抜糸時の痛みは軽微で、麻酔は通常使用しません。
糸を取り除く際にチクチクとした軽い痛みを感じる程度で、短時間で終了します。
まとめ
包茎手術に対する「痛い」というイメージは、医療技術の進歩により改善されています。
適切な局所麻酔の使用により、術中の痛みはほぼ感じることなく、術後の痛みも軽微で日常生活に支障をきたすことはほとんどありません。
包茎の種類により若干の違いはありますが、どのタイプでも痛みを最小限に抑えた治療はできます。
Reviosメンズクリニックでは、泌尿器科専門医による独自の麻酔法と痛み軽減への取り組みに力を入れています。
包茎手術をご検討中で痛みが心配な方は、まずはカウンセリングでお気軽にご相談ください。
参考
監修
淺川 純平
Revios MEN’S CLINIC院長・泌尿器科専門医
泌尿器科専門医として長年にわたり幅広い男性診療経験をもっています。
特に専門性が高いのは、包茎手術・性感染症治療・ED治療・男性ホルモン治療の分野。多くの患者様から信頼を集めています。
医療の現場で培った知識をもとに、SNSやコラムを通じて正しい医療情報を発信中。患者様お一人おひとりの不安に寄り添い、安心して治療を受けていただける環境づくりを心掛けています。
このコラムではそんな院長の信念のもと、わかりやすく正確な情報をお届けしています。